「川内原発の審査書に反対」の署名、おかげさまで個人賛同4,710筆、団体賛同123を、一昨日原子力規制委員会に提出しました。ご協力ありがとうございました。当時の抗議集会には、鹿児島から松永三重子さん,馬場園征子さんが駆けつけてくださいました。ありがとうございました。

当日の状況は、IWJが記事および映像でまとめてくれています。

【映像】 2014/09/10 原子力規制委員会前抗議行動|IWJ

IWJ140910_規制庁前抗議



2014/09/10
【記事】 「川内は捨て石にされるのか」市民が川内原発再稼働に反対し緊急の抗議集会|IWJ

残念ながら、10日の原子力規制委員会で、川内原発の審査書が確定し、また、設置変更許可が了承されました。
パブリック・コメントのうち、重要な根幹にかかわるようなものは無視し、結論ありきの審査が浮き彫りになりました。 

パブコメに対する原子力規制委の応答はこちらからみることができます。

九州電力株式会社川内原子力発電所 1 号炉及び2 号炉の審査書案に対する意見募集の結果等及び発電用原子炉設置変更許可について(案)

みなさんが出したパブコメがどう扱われたのかをチェックしてみてください。

傍聴しましたが、規制庁の担当官が早口で、重要な部分(と彼らが思った部分)を説明し、議論らしい議論も行われずに、決まってしまいました。
委員たちは、抽象的な感慨めいたことを口にしただけでした。

田中委員長は記者会見で、「火山審査が科学を捻じ曲げておこなわれたのではないか」というロイターの記者の質問に対して、「答える必要はありません」と切り捨てました。

さらに、火山審査ガイド上は、「運用期間」中に、大噴火リスクが十分低いことを確認することになっているのですが、これを「運転期間はせいぜい30年で、この間に巨大噴火はない」と言い切っています。しかし、その根拠は、示されていないのです。
※運用期間は、運転期間に使用済み燃料の保管期間を加えたもの。

その部分の頭出ししてありますので、ぜひご覧ください!(全体のやりとりは30秒くらい)
これに関連して、東京新聞がとても重要な報道をしています。

川内原発 新基準適合 噴火予知連会長が批判 (2014年9月11日、東京新聞)

噴火予知連会長批判_東京新聞140911

(下記からスキャンデータのPDFがダウンロードできます)

火山噴火予知連の藤井会長は、下記のように発言しています。
「火山リスクが低いとの規制委の判断は科学的根拠に基づいていない」

(原子力規制委の判断に関して)
とても不思議だ。原子力推進側の圧力もあり、ここまで進んだ審査を無駄にしたくないのでは」

「規制委が『科学技術に基づいて判断した』というのは心外だ

「再稼働させたいのならば、科学ではなく、あくまで自分たちの都合で判断したことを明確にすべきだ。『科学的に安全が証明された』と主張するなら、また安全神話を作り出すことになる」


ぜひ拡散していただけますと幸いです。(特に鹿児島のみなさん!)

署名はまだ継続しています。引き続き、拡散をよろしくお願いいたします。

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【緊急署名】 川内原発の「形だけ審査書」に反対
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二次締切:9 月 17 日
三次締切:9 月末日
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